七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
- Mariko Oku
- 2021年9月5日
- 読了時間: 2分
七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
9月2日から明日の9月6日までは、七十二候の「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。
稲穂がたわわに実る季節となりましたが、
"禾"は"いね"や"のぎ"と読み、穀物を 総称した言葉なのだとか。
ライスジャパン株式会社の日本学ユニバーシティの寺前彰彦氏のレポートによると、新月に種をまいた無農薬の「ヒノヒカリ」は、まもなく収穫の時期を迎え、たわわに実っていました。

この写真の田んぼは滋賀県野洲市で撮影した「昭和の悠紀斎田」の稲穂で、
天皇が即位後初めての新嘗祭を「大嘗祭」といいますが、昭和天皇の御即位の際に、占いによって、大嘗祭で献上するためのお米が作られた場所なのだそうです。

「いね」という言葉は、「生根(いきね)」
つまり、「生きる根っこ」を表していることも、感慨深いです。
日本人の命を繋いで下さっている、稲の恵みに感謝ですね。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉は、成長すればするほど、その重みで実の部分が垂れ下がってくる稲のように、立派な人ほど謙虚であることを表す言葉ですが、
頭を垂れる稲穂を見習って、出会う全ての人に、常日頃大切な気づきを頂いていることに感謝し。謙虚に学びを深めていきたいです。
穀物実るこの季節ですが、うちの庭には、子供が、食べたスイカの種から丹精込めて育てた、季節外れのスイカが、すくすくと実っています。


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